いぬころびとのざれごと

犬ころのごとく生きる男が弄り徘徊しながら発する言葉。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

季節はずれの詩をよむ

そら豆 そら豆って さやが 上に向かってつくから そういうんだね そうか あの 豆の匂いは 空の匂いなのか 空には 死んじゃった いきもののおもいが あるそうな あれは そのおもいの 匂いなんだね だから なんだか 悲しいのか だから なんだか 切ないのか 僕…

詩をかいた

もの あの人は、私にとって 物ではない あの本は 物だな 向こうに 立っている電柱は ものだな あそこに ひつそりと 咲いている花は もの かな でも お父さんが誕生日に買ってくれた 大切な本 物 とよんでしまうことに ちょっと 躊躇した