いぬころびとのざれごと

犬ころのごとく生きる男が弄り徘徊しながら発する言葉。

またまた 詩をかく

散髪の唄 あたまを チョッキン 刈りたくて 馴染みの店へ てくてく歩く やあ いらっしゃい 今日も いつもくらいで いいですか? はいはい そうしてくださいな チョキチョキ ぱらぱら チョッキンな 脱皮してるよな ここちよさ ちょきちょき パラパラ チョッキ…

またまた 詩をかく

散髪の唄 あたまを チョッキン 刈りたくて 馴染みの店へ てくてく歩く やあ いらっしゃい 今日も いつもくらいで いいですか? はいはい そうしてくださいな チョキチョキ ぱらぱら チョッキンな 脱皮してるよな ここちよさ ちょきちょき パラパラ チョッキ…

新年早々 詩をかく 

はなし 誰かが 話をしている 楽しそうに 話をしているものの 不安の影を 床におとしながら 話をしている そうすることで 何かが変わるわけでもないことを 知っていながら 話をしている そして また 更なる不安に 苛まれている それでも 話を やめられない い…

床に伏す犬

10何年ぶりかにインフルエンザにかかった。 その間、インフルの予防接種を一切してなかったせいかどうかはわからないが、とにかく強烈であった。平熱から数時間のうちに39度以上まで熱が一気に上がって医者のもとへ。 ふうふう言いながら飯もあまり食え…

またまた 詩をかく

同心円 今朝、小雨のなかを 歩いていた 真っ直ぐに続く道と 等間隔の街路樹と 蟻の行列のような通勤者を眺めながら 歩いていた 歩道の水たまりに 雨が落ちている 同心円が いくつも いくつも できては消え できては消えて いる どれも どれも 正確な円を描い…

久々に、詩をかく

音楽(おと) 今朝は 音楽の はいってくる日こころのなかに 小川が流れているその小川のおとと一緒に 音楽が流れている 静脈 動脈 その他のあらゆる器官を そよ風のように揺らしてゆらゆらと揺らして 音楽が入ってくる私のからだと音楽は しずかに とてもし…

「絵を描く」ということについて

昨年くらいから妻の絵を描いている。といっても、私の絵は、「いたずら描き」のような自堕落な絵である。「絵」と言えるかどうかも怪しい。 で、この妻とはもう40年以上前に知り合って、とりあえず一緒にいる。そして、なんやかんやと「ちまちま」と妻のこと…

詩をかく  石ころの ゆめ

石ころの ゆめ ごろん ごろん 石ころ ひとつ ゆうやけ こやけ の 坂道 に 少女の かげ が のびる のびる 向こうの丘を ガタゴト 電車 カラスが かあかあ ないている そして 石ころは あかねいろの ゆめを みる

詩をかく 『雨の日』

雨の日は 不思議だ 雨音が 時間を ゆらゆらと ゆすってる とおい自分と いまの自分が どっちがどっちだか わからなくなる 時間のあいだを いったりきたりしている なんでだろう よくわからない でも それは ちょっと 寂しくて うれしくて かなしくて 人恋し…

「触る」ということについて

私がこういったことを書くと、何かいかがわしいことを想像される方が多いと思われますが、残念ながらそうではありません。 私は先日、とあるドラマの中で、こどものほっぺたを触るというシーンに強く反応してしまいました。というのは、息子が小さい頃は、息…

年末だけど 詩をかく

偽善の勧め この前 街角に落ちてた ゴミを拾った また とあるところに 寄付をした また 道端で具合の悪そうな人に 声をかけた ああ おれは なんて いいやつなんだ ああ おれは なんて なんて 善人なんだ すると この偽善者め! そんな声が あちらこちらから …

季節はずれの詩をよむ

そら豆 そら豆って さやが 上に向かってつくから そういうんだね そうか あの 豆の匂いは 空の匂いなのか 空には 死んじゃった いきもののおもいが あるそうな あれは そのおもいの 匂いなんだね だから なんだか 悲しいのか だから なんだか 切ないのか 僕…

詩をかいた

もの あの人は、私にとって 物ではない あの本は 物だな 向こうに 立っている電柱は ものだな あそこに ひつそりと 咲いている花は もの かな でも お父さんが誕生日に買ってくれた 大切な本 物 とよんでしまうことに ちょっと 躊躇した

「うんこちんちん」について考察する。。

私が小さい頃、みっともないことや恥知らずな人に対して、この「うんこちんちん」という言葉をよく使ってました。「やあい、うんこちんちん!!!!」と。 お前は、このゴールデンウイークの最中に、いい歳こいて、こんなしょうもないことをわざわざ「お題」…

詩をつくってみた 「幼稚なわたし」 

幼稚なわたし わたしは 幼稚です むずかしいことは わかりません でも だれか 教えてください 人のいのちよりも 大切なものが この世に あるのですか わたしは 幼稚だから ほんとうに わからないのです どなたか おしえてください 泣きながら雪を集める少女

詩をつくってみた 「眠るひと」

眠るひと 寒いさむい 雪のあさ 電車のなかの ねむる人 頭(こうべ)をたれて 前髪で顔をおおい つかれはてた けもののように ただひたすらに 眠っている どんな夢をみているのだろう とおいとおい 森のゆめ 遠いとおいとおい 海のゆめ みんなみんな ゆめのな…

詩をつくってみた 「階段」

階段 うら階段を 降りてゆく とんとんと 降りてゆく からんからんと 降りてゆく ぐんぐんと 降りてゆく うら階段を 降りてゆく 深く深く 降りてゆく かなしみも せつなさも かなぐり捨てて 降りてゆく 昨日みた夕日も 雨上がりのそらに浮かぶ虹も忘れて 降り…

「グレる」について、自堕落に考察する

わたしは、世間からみればそんなに「グレて」はいないように見えるかもしれない。 が、こころの中では相当に「グレまくって」いる。そんなことを書いても、「勝手にグレてろや!」と言われるまでだが、しょうもないことを書きたいのだから困ったものである。…

詩をかいてみた

影とのダンス ある夏の日 ひねもす遊んで 気がつくと僕は 夕日のただ中にいた 家の壁には 僕の影が大きく大きく映っている 僕が動くと それにあわせて影もゆらゆらと踊る 僕と影とのダンスの始まりだ 滲みしたたるような茜いろのスクリーンをバックに 僕と影…

映画のことを知らない男の映画評論

私は映画について詳しくありません。誰でも知っているような映画も大して知らないし、そんなに頻繁に観にも行かない、という「映画のことを知らない」人間であります。「なのに、映画評論をお前は書くのか?」と言われそうですが、前々から気になって仕方が…

「表現する」ということについて

朗読について、別のところで書いた文を以下に載せます。つまり「表現すること」、「他者とつながるということ」、それは「生きる」ということにもつながるのでは、と考えております。 (本文) 朗読について何かを書くように、とのことですが、当方、朗読を…

「平和」ということば

私は広島で生まれ、広島で育ち、そして広島にずっといる。絵に描いたような「井の中の蛙」である。であるから、見聞なぞと呼べるものもなく、加えて生来の怠惰及び知識欲の欠如からろくに本も読んでいない。と、ここまで書くと、この先を読んでもらえないか…

曇天をみながら

ここ数日、ずっと雨が降り続き、河川の氾濫など、災害の危険が続いている。「いつまで降り続くのだろうか」と思っていたが、未明から雨が上がっている。が、当分は心配な状況がつづくだろう。 どこかのテレビドラマの中で言っていたが、「雨、風、光などは、…

単純思考のわたし

もうちょい、物事を単純に考えれば? というか、もともと単純にしか考えられない私は、ついそう思ってしまう。 巷のことに目を向ければ、単純なことに、わざわざ尾ひれはひれをつけて、こねくり回して何が何だか訳わからないうちに、ヘンテコな方向に物事が…

素敵な思考停止

現在の私は、いわゆる「思考停止」状態にある。といっても、これまでもそんなに真摯に物事に向き合って考えてきた訳ではないので、「これまでと何も変わらないよ」と言われれば、そうかもしれない。でも、ちょっとなんか違う気もする。 「考えがまとまらない…

僕は朝を愛す 

僕は朝を愛す 日のひかり満ち亙る朝を愛す 朝は気持ちが張り詰め 感じが鋭く 何物かを嗅ぎ出す新しさに飢えている・・・・ 室生犀星 詩『朝を愛す』から

「みかく」と「しかく」

「みかく」は漢字で「味覚」かな。「しかく」は漢字で「視覚」かな。 漢字で書くと、なんかちょっと「かたく」なるけど、意味は確実にわかる。でも「ひらがな」で書くと、意味は曖昧だけど、その言葉の中身が「ぶにゅ」っと出てきそうな感じがする。不思議だ…

「出会う」ということについて

「よく出会う人」というのがいる。なぜか、ひょんなところでよく出会うのである。なんか、とても不思議、である。「単なる偶然だよ」、「勝手にその理由をこじつけてるんだよ」と言われそうだけど。まあ、そうかもしれない。。でも、なんか、うん。。。 今日…

ひねくれ者のうた

3.11の日が近づいている。 今年で10年目だと、テレビ番組や雑誌などでもいろいろしている。 が、、、、何か、素直にみれない、よめない。何もしていないので、何も偉そうなことは言えないけれど。。 でもね、このひねくれジジイでも、やはり・・・ 子ど…

「おろそかにしない」ということについて

禅に「喫茶喫飯(きっさきっぱん)」という言葉があるそうな。 お茶をいただくときには、お茶を飲むことのみに集中し、ご飯をいただくときには、ご飯をいただくことのみに集中する、と。 で、先日、お昼ご飯のときにこの言葉をふいに思い出して、ただ「食べ…