いぬころびとのざれごと

犬ころのごとく生きる男が弄り徘徊しながら発する言葉。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「絵を描く」ということについて

昨年くらいから妻の絵を描いている。といっても、私の絵は、「いたずら描き」のような自堕落な絵である。「絵」と言えるかどうかも怪しい。 で、この妻とはもう40年以上前に知り合って、とりあえず一緒にいる。そして、なんやかんやと「ちまちま」と妻のこと…

詩をかく  石ころの ゆめ

石ころの ゆめ ごろん ごろん 石ころ ひとつ ゆうやけ こやけ の 坂道 に 少女の かげ が のびる のびる 向こうの丘を ガタゴト 電車 カラスが かあかあ ないている そして 石ころは あかねいろの ゆめを みる

詩をかく 『雨の日』

雨の日は 不思議だ 雨音が 時間を ゆらゆらと ゆすってる とおい自分と いまの自分が どっちがどっちだか わからなくなる 時間のあいだを いったりきたりしている なんでだろう よくわからない でも それは ちょっと 寂しくて うれしくて かなしくて 人恋し…