いぬころびとのざれごと

犬ころのごとく生きる男が弄り徘徊しながら発する言葉。

2021-01-01から1年間の記事一覧

「表現する」ということについて

朗読について、別のところで書いた文を以下に載せます。つまり「表現すること」、「他者とつながるということ」、それは「生きる」ということにもつながるのでは、と考えております。 (本文) 朗読について何かを書くように、とのことですが、当方、朗読を…

「平和」ということば

私は広島で生まれ、広島で育ち、そして広島にずっといる。絵に描いたような「井の中の蛙」である。であるから、見聞なぞと呼べるものもなく、加えて生来の怠惰及び知識欲の欠如からろくに本も読んでいない。と、ここまで書くと、この先を読んでもらえないか…

曇天をみながら

ここ数日、ずっと雨が降り続き、河川の氾濫など、災害の危険が続いている。「いつまで降り続くのだろうか」と思っていたが、未明から雨が上がっている。が、当分は心配な状況がつづくだろう。 どこかのテレビドラマの中で言っていたが、「雨、風、光などは、…

単純思考のわたし

もうちょい、物事を単純に考えれば? というか、もともと単純にしか考えられない私は、ついそう思ってしまう。 巷のことに目を向ければ、単純なことに、わざわざ尾ひれはひれをつけて、こねくり回して何が何だか訳わからないうちに、ヘンテコな方向に物事が…

素敵な思考停止

現在の私は、いわゆる「思考停止」状態にある。といっても、これまでもそんなに真摯に物事に向き合って考えてきた訳ではないので、「これまでと何も変わらないよ」と言われれば、そうかもしれない。でも、ちょっとなんか違う気もする。 「考えがまとまらない…

僕は朝を愛す 

僕は朝を愛す 日のひかり満ち亙る朝を愛す 朝は気持ちが張り詰め 感じが鋭く 何物かを嗅ぎ出す新しさに飢えている・・・・ 室生犀星 詩『朝を愛す』から

「みかく」と「しかく」

「みかく」は漢字で「味覚」かな。「しかく」は漢字で「視覚」かな。 漢字で書くと、なんかちょっと「かたく」なるけど、意味は確実にわかる。でも「ひらがな」で書くと、意味は曖昧だけど、その言葉の中身が「ぶにゅ」っと出てきそうな感じがする。不思議だ…

「出会う」ということについて

「よく出会う人」というのがいる。なぜか、ひょんなところでよく出会うのである。なんか、とても不思議、である。「単なる偶然だよ」、「勝手にその理由をこじつけてるんだよ」と言われそうだけど。まあ、そうかもしれない。。でも、なんか、うん。。。 今日…

ひねくれ者のうた

3.11の日が近づいている。 今年で10年目だと、テレビ番組や雑誌などでもいろいろしている。 が、、、、何か、素直にみれない、よめない。何もしていないので、何も偉そうなことは言えないけれど。。 でもね、このひねくれジジイでも、やはり・・・ 子ど…

「おろそかにしない」ということについて

禅に「喫茶喫飯(きっさきっぱん)」という言葉があるそうな。 お茶をいただくときには、お茶を飲むことのみに集中し、ご飯をいただくときには、ご飯をいただくことのみに集中する、と。 で、先日、お昼ご飯のときにこの言葉をふいに思い出して、ただ「食べ…

男は黙って、黒ビール!

サッポロビールじゃないかって?いや、黒ビールが好きなので、つい。。。 麒麟ビールでも、ハイネケンでも、バドワイザーでもいいわけですが。。。 要は、本当に口に出して言わなきゃならないことって、ほとんどないのでは????と、かように思う今日この…

おかんの毛

「おかんの毛」、もとい「五観の偈(ごかんのげ)」。 これは、私が食事の前に心の中で唱えていることばです(しばしば忘れますが)。 禅宗の修行僧が食事のときに唱えるものだそうな。 「五観の偈」 一つには功の多少を計り彼(か)の来処を量る。 目の前の…

日常のにおい

昨日は午前中ずっと家にいたので、午後は散歩に出た。 見慣れた風景がだらだらとつづく。休日の午後の物憂い匂いがする。でも、この「休日の午後の物憂い匂い」とはなんだろう? と、そんな「匂い」に塗れながら、美しいような、見窄らしいような、哀しいよ…