いぬころびとのざれごと

犬ころのごとく生きる男が弄り徘徊しながら発する言葉。

「触る」ということについて

私がこういったことを書くと、何かいかがわしいことを想像される方が多いと思われますが、残念ながらそうではありません。

私は先日、とあるドラマの中で、こどものほっぺたを触るというシーンに強く反応してしまいました。というのは、息子が小さい頃は、息子の体に触れる機会が多かったことを改めて思いだしたのでした。「そういえば、そうだったよなあ」などと、その何とも言えぬ感触が脳裏に蘇りました。

さらには、この数年、コロナのせいで、「触ること」を、なんかとても「躊躇」している自分に気づくのです。

何かに「触る」という行為は、なんでもないようでいて、実はとても大切な、大切な行為なのだと改めて感じている次第です。ただ単に「触れる」以上のものが、それにはどうもあるように感じてならないのです。「生きている」ことを互いに確かめ合い、認めあう行為。

最近、通勤時に道端の草花に触っていると、とてもとても心が休まる私です。

「触る」ことを大切にして生きていきたいと、改めて思う今日この頃でした。