いぬころびとのざれごと

犬ころのごとく生きる男が弄り徘徊しながら発する言葉。

詩をかく 『雨の日』

雨の日は 不思議だ

雨音が 時間を ゆらゆらと ゆすってる

 

とおい自分と いまの自分が どっちがどっちだか

わからなくなる

時間のあいだを いったりきたりしている

 

なんでだろう よくわからない

でも それは ちょっと 寂しくて うれしくて

かなしくて 人恋しくて 憂鬱で 

 

でも やつぱり

よくわからない

 

「触る」ということについて

私がこういったことを書くと、何かいかがわしいことを想像される方が多いと思われますが、残念ながらそうではありません。

私は先日、とあるドラマの中で、こどものほっぺたを触るというシーンに強く反応してしまいました。というのは、息子が小さい頃は、息子の体に触れる機会が多かったことを改めて思いだしたのでした。「そういえば、そうだったよなあ」などと、その何とも言えぬ感触が脳裏に蘇りました。

さらには、この数年、コロナのせいで、「触ること」を、なんかとても「躊躇」している自分に気づくのです。

何かに「触る」という行為は、なんでもないようでいて、実はとても大切な、大切な行為なのだと改めて感じている次第です。ただ単に「触れる」以上のものが、それにはどうもあるように感じてならないのです。「生きている」ことを互いに確かめ合い、認めあう行為。

最近、通勤時に道端の草花に触っていると、とてもとても心が休まる私です。

「触る」ことを大切にして生きていきたいと、改めて思う今日この頃でした。

 

年末だけど 詩をかく

偽善の勧め

 

この前 街角に落ちてた ゴミを拾った

また とあるところに 寄付をした

また 道端で具合の悪そうな人に 声をかけた

ああ おれは なんて いいやつなんだ

ああ おれは なんて なんて 善人なんだ

 

すると この偽善者め! そんな声が あちらこちらから 聞こえてくる

自分の中からも 聞こえてくる

 

そうです そうです

そのとおり あなたの仰るとおり

わたしは 紛れもない 偽善者です

鼻もちならぬ うす汚い ドブネズミのような 偽善者です

 

でもね 

そんな 私なんですが それでいいのです

 

だから 偽善者 万歳!

 

季節はずれの詩をよむ

そら豆

 

そら豆って さやが 上に向かってつくから

そういうんだね

そうか あの 豆の匂いは

空の匂いなのか  

 

空には 死んじゃった いきもののおもいが あるそうな

あれは そのおもいの 匂いなんだね

だから なんだか 悲しいのか

だから なんだか 切ないのか

 

僕は そら豆の匂いと ずっと生きていく

そして 僕も いつの日か

そら豆の 空の匂いとなって

お空に ぽっかり 浮かぶだろう

 

詩をかいた

もの

 

あの人は、私にとって 物ではない

あの本は 物だな 

向こうに 立っている電柱は 

ものだな

あそこに ひつそりと 咲いている花は

もの かな

 

 

でも お父さんが誕生日に買ってくれた 大切な本

 

物 とよんでしまうことに

ちょっと 躊躇した



 

「うんこちんちん」について考察する。。

私が小さい頃、みっともないことや恥知らずな人に対して、この「うんこちんちん」という言葉をよく使ってました。「やあい、うんこちんちん!!!!」と。

お前は、このゴールデンウイークの最中に、いい歳こいて、こんなしょうもないことをわざわざ「お題」として書いているのかあ??? はい、そうです。

では、その「こころ」をお教えしよう!

私は、ある言葉を耳にするたびに、このフレーズが常に脳裏に出没し、ぐるぐるとあちらこちらと徘徊してしまうのである。

その言葉とは、ジャーン!「戦争」、「侵略」、「核」などなど。。

お偉い方々は、これらについて「国際法違反」だとか「非人道的」だとか「抑止」だとか、「小難しい」お言葉を仰るのであるが、私は一言!「うんこちんちん」なのである。

「お前は阿呆で単細胞だから、そんなことしか言えないだけだろう、あはははは・・・」と曰われるのであろう。はい、その通りです。全く否定しません。

でもね、やはり、私にとって、それは「うんこちんちん」そのものなのであります。

「よくもそんなみっともないことを尤もらしく仰ることだわい!破廉恥極まりないとはこのことだわい!ああら、あたしゃ恥ずかしいわいな、◯◯の風上にも置けないザマス」と言ってしまいたいのである。

んでもって、「恥を知る」とか「お天道様がみている」という「コトバ」は、地味ではあるけれども、戦争云々に限らず、あらゆることの「おおもと」となるものでは?と、とてもとても大切にしなければ、と思う今日この頃でありました。。。